今まで音楽専用のDAP(デジタルオーディオプレーヤー)を持っていなかったので、いろいろと調べてソニー製のDAPと、せっかくなので相性がよさそうなヘッドホンも購入してみました。
NW-ZX300
化粧箱の中には本体とUSBケーブル、取扱説明書などが入っていました。
裏面です。滑らかな手触りで高級感を感じさせます。
上にヘッドホンまたはイヤホンの差し込み口があります。「BARANCED」と記載してある方がバランスケーブルを接続する穴になります。逆は通常のケーブル穴です。
下はストラップをつける通しとUSBケーブルを接続する部分があります。
右サイドは電源や次へ、前へ、一時停止などの物理操作ボタンがあります。
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左サイドの下にはmicroSDカードの挿入口があります。
電源を入れると日時の設定を促されるのでタッチパネルで設定を行います。次にzx300に曲を入れるために付属のUSBでパソコンに接続します。接続をするとUSBマスストレージの画面でPCとの接続が表示されます。
ディスプレイのトップにはアルバムやアーティスト、ハイレゾなどのカテゴリから選択できる一覧画面が表示されます。
PCからZX300本体に音楽インストールする
ZX300本体に音楽インストールするには大きく分けて、専用のアプリからか、直接PCから手動で音楽ファイルを移動する方法があります。ここではWindowsになりますが、手動での方法を簡単にご紹介いたします。付属のUSBケーブルでPCと接続した後、エクスプローラーから「MUSIC」をクリックして「MUSIC」フォルダのなかに音楽ファイルを移動します。
以上でZX300で音楽を聴くことができます。
USB-DAC機能
ZX300にはUSB-DACという機能があり、本体に音楽を移動しなくても専用のドライバをPCにインストールすることによって、本体に音楽をインストールせずとも、PC内にある音楽やブラウザで表示されるYoutubeなどの音楽をZX300を通して聴くことができます。ドライバは「USB-DAC機能用ドライバーダウンロード」からダウンロードできます。ドライバをPCにインストールした後、ZX300のトップ画面左上にある「DAC」という部分をタップするとDACモードに切り替わります。
画面がDACモードに切り替わったあと、専用のアプリである「Music Center」をPCにインストールし、アプリに音楽ファイルを取り込むとZX300を通して音楽を聴くことができます。「Music Center」は「ソフトウェアダウンロード | ポータブルオーディオプレーヤー WALKMAN ウォークマン」からダウンロードできます。
上記のDACモードにすると音楽プレイヤーからだけでなくPC上で鳴る音やYouTubeなど、ブラウザ上で流れる音楽すべてをZX300を通して聴くことができます。
容量 | 64GB |
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対応フォーマット |
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本体動作対応OS |
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充電池持続時間(約/時間) |
【音楽再生時】 ●MP3 128kbps ステレオミニジャック 約30時間 バランス標準ジャック 約25時間 ●FLAC 96kHz/24bit ステレオミニジャック 約26時間 バランス標準ジャック 約23時間 ●FLAC 192kHz/24bit ステレオミニジャック 約23時間 バランス標準ジャック 約20時間 ●DSD 2.8224MHz/1bit ステレオミニジャック 約19時間 バランス標準ジャック 約13時間 【Bluetooth再生時】 ●SBC(接続優先MP3 128kbps 約25時間 ●LDAC(標準) FLAC 96kHz/24bit 約14時間 |
最大記録曲数(音楽) |
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ZX300の仕様は下記の公式サイトで確認できます。
MDR-1AM2B
ZX300の性能を引き出すためにヘッドホンのMDR-1AM2Bも同時に購入しました。内容物は本体とポーチ、取扱説明書、バランスケーブル、通常のケーブルとなります。
表部分です。イヤーはある程度回転できるようになっており、そのおかげでヘッドホンを平に置くことができます。
裏面です。コンパクトですが耳にちょうど良い感じで入るようになっています。
ヘッドホン部 | |
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型式 | 密閉ダイナミック型(耳覆い型) |
ドライバーユニット | 40mm ドーム型(CCAW ボイスコイル) |
感度 | 98dB/mW |
マグネット | ネオジウム |
再生周波数帯域 | 3-100,000Hz(JEITA) |
インピーダンス | 16Ω (1kHzにて) |
最大入力 | 1500mW(IEC) |
コード長 | 約1.2m |
コードタイプ | 片出し、- |
入力プラグ | マイク/リモコン付きヘッドホンケーブル:金メッキL型4極ステレオミニプラグ、バランス接続ヘッドホンケーブル:金メッキL型バランス標準プラグ |
質量 | 約187g |
マイクロホン部 | |
方式 | Electret condenser |
指向特性 | Omni directioal |
有効周波数帯域 | 20Hz-20,000Hz |
開回路電圧レベル(0dB=1V/Pa) | -40dB(0db=1V/Pa) |
付属品 | |
キャリングポーチ | ● |
保証書 | ● |
接続ケーブル | ● マイク/リモコン付きヘッドホンケーブル(約1.2m), バランス接続ヘッドホンケーブル(約1.2m) |
取扱説明書 | ● |
MDR-1AM2Bの仕様は下記の公式サイトで確認できます。
NW-ZX300とMDR-1AM2Bを使用した感想
ZX300はディスプレイのタッチパネルがサラサラで操作感がよかったです。サイドの物理ボタンは邪魔にならない位置にあるので、こちらの操作も良好でした。サイドが開いている純性のレザーケースを後日購入しようと思っているので、その際によりスマートに利用できると思います。USB-DAC機能が地味に便利で、前もって「Music Center」に曲を取り込んでおけば、本体にインストールする手間が省けてすぐ聴けるのがよかったです。Youtubeなどの音楽もDAC機能で聴けるのでかなりよい機能だと思いました。
MDR-1AM2Bは重量が187gと非常に軽く、半日近くずっと装着していたのですが、首が痛くなるということがありませんでした。イヤーパッドも長時間つけていても蒸れることがないのでうれしかったです。リケーブルをどうしようか迷っていたのですが、付属でバランスケーブルがついているので助かりました。
バランスケーブルは音がくっきり聴こえるというか、曲の終わり際まできちんと聴こえるような感じで、さっきの音はなんだっけ?といった音を追うようなことが少なくなりました。通常のケーブルとの音質の違いはそういった具合に感じました。
NW-ZX300とMDR-1AM2Bの同時利用の聴き心地は、ハイレゾだと一段上の音質を感じることができました。同じ曲でもハイレゾと通常の曲では耳障りというか、ハイレゾをずっと聴いた後に通常の曲を聴くどうしても残念な気持ちになります。月並みですがこの曲はこんな音も出していたんだ、といった感じです。一言でいうと今まで聴いていた既存の曲がハイレゾで生まれ変わる、といった感じでしょうか。通常の曲でもNW-ZX300とMDR-1AM2Bを利用して聴くと、ハイレゾと比較さえしなければよい音を出してくれていると思えます。
まとめ
- ウォークマンNW-ZX300とヘッドホンMDR-1AM2Bはどちらもハイレゾ対応。
- NW-ZX300の操作は良好でUSB-DAC機能がある。
- MDR-1AM2Bは軽く長時間の利用でも体に違和感が生じない。
- NW-ZX300とMDR-1AM2Bをセットで聴くとハイレゾでは段違い、通常の曲でもよい音をだしてくれる。
いろいろと他のメーカーも検討したのですが、ソニーストアに赴き、試聴した際に一発で気に入りました。試聴できたのが大きかったと思います。ハイレゾ、通常の曲ともに満足のいくサウンド環境を手に入れることができて本当によかったです。
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