ブロガーやアフィリエイターの方はサイトをSSL化する時に、利用している、または利用しようとしているASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)の広告コードがHTTPS(SSL)に対応しているか気になると思います。
そんな気になるASPで、大手が広告コードのHTTPS(SSL)対応をしてきたようなのでご紹介いたします。
広告コードをHTTPSに対応している大手ASP
A8.net
2016年7月26日より対応。
広告コード例
<a href="http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=XXX" target="_blank">広告名</a><img border="0" width="1" height="1" src="http://www10.a8.net/0.gif?a8mat=●●●●" alt="">
<a href="https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=XXX" target="_blank">広告名</a><img border="0" width="1" height="1" src="https://www10.a8.net/0.gif?a8mat=●●●●" alt="">
「http」に「s」が追加され、「https」となっています。
新しく生成するコードはHTTPS対応になっているので、ユーザー側で特に設定などをする必要はありません。
バリューコマース
アフィリエイト(ASP)ならバリューコマース アフィリエイト
2016年7月28日より対応。
広告コード例
<a href="http://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=xxx&pid=●●●●" target="_blank" rel="nofollow"><img src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=xxx&pid●●●●" height="1" width="1" border="0">広告名</a>
<a href="//ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=xxx&pid=●●●●" target="_blank" rel="nofollow"><img src="//ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=xxx&pid=●●●●" height="1" width="1" border="0">広告名</a>
「http:」が削除され、「//」となっています。
新しく生成するコードはHTTPS対応になっているので、ユーザー側で特に設定などをする必要はありません。
もしも
もしもアフィリエイト – がんばる個人のためのアフィリエイト 初心者にも
2016年11月16日より対応。
広告コード例
<a href="http://c.af.moshimo.com/af/c/click?a_id=XXX&p_id=1&pc_id=1&pl_id=●●●●&guid=ON" target="_blank"><img src="https://image.moshimo.com/af-img/0001/000000003974.jpg" width="468" height="60" style="border:none;"></a><img src="http://i.af.moshimo.com/af/i/impression?a_id=XXX&p_id=1&pc_id=1&pl_id=●●●●" width="1" height="1" style="border:none;">
<a href="//af.moshimo.com/af/c/click?a_id=XXX&p_id=1&pc_id=1&pl_id=●●●●&guid=ON" target="_blank"><img src="//image.moshimo.com/af-img/0001/000000003974.jpg" width="468" height="60" style="border:none;"></a><img src="//i.moshimo.com/af/i/impression?a_id=XXX&p_id=1&pc_id=1&pl_id=●●●●" width="1" height="1" style="border:none;">
「http:」が削除され、「//」となっているのと、リンク部分のサブドメインが「c.af.」から「af.」へと変更されています。また、インプレッション計測部分のサブドメインが「i.af.」から「i.」へと変更されています。
「http://c.af.moshimo.com」が、「//af.moshimo.com」。「http://image.moshimo.com」が、「//image.moshimo.com」。「http://i.af.moshimo.com」が、「//i.moshimo.com」となっています。
新しく生成するコードはHTTPS対応になっているので、ユーザー側で特に設定する必要はありません。
アクセストレード
2016年2月22より対応。
広告コード例
<a href="http://h.accesstrade.net/sp/cc?rk=xxxfdvx" rel="nofollow" target="_blank">広告名<img src="http://h.accesstrade.net/sp/rr?rk=xxxfdvx" width="1" height="1" border="0" alt="" /></a>
<a href="https://h.accesstrade.net/sp/cc?rk=xxxfdvx" rel="nofollow" target="_blank">広告名<img src="https://h.accesstrade.net/sp/rr?rk=xxxfdvx" width="1" height="1" border="0" alt="" /></a>
「http」に「s」が追加され、「https」となっています。
広告コードの選択
アクセストレードは通常コードとHTTPS対応のコードを任意に選択することができます。
ちなみにAMP HTMLページでの広告コード(amp-ad)にも対応しています。
HTTPS(SSL)対応の背景
ASPの広告コードだけでなく、最近はHTTPS(SSL)対応をするWebサイトが増えてきました。Webサイトをセキュアにする背景としては以下のような理由があります。
- GoogleがWebサイトのページをインデックスする優位性にサイトが安全かどうかの基準を取り入れている。
- AppleによるATS機能(App Transport Security)の追加により、Xcode7以降でビルドしたアプリをiOS9.0、または OS X 10.11以上で動作させる際、SSLの対応がされていないページや画像の取得が行えなくなった。
2016年末にATSが必須化されるようなので、大手ASPは広告コードのHTTPS(SSL)対応を決めたのだと思います。
まとめ
- 広告のHTTPS(SSL)対応コードは「http」に「s」が追加された「https」か、「http:」が削除された「//」が主流。
- アクセストレードは通常コードとHTTPS対応のコードを任意に選択することができ、AMP HTMLページでの広告コード(amp-ad)にも対応している。
- 広告コードのHTTPS(SSL)対応の背景には、GoogleとAppleが関わっている。
今回ご紹介したいずれのASPも、HTTPSに対応される以前に生成したコードをHTTPSにしたい場合は、コードを検索置換して変更するか、または再生成する必要があります。どちらが推奨されているかはASPによって違うので、各ASPの説明ページなどで確認するとよいでしょう。また、一部HTTPS(SSL)対応していない広告もあるようなので、広告毎に確認する必要もあります。
WebサイトをSSL化したりする場合は、忘れずに利用しているASPの広告コードをHTTPS(SSL)にすることをおすすめします。
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