シックハウス症候群にかかったかもしれないので、現在利用している24時間換気システムについて調べ、対処してみた

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数週間ほど前に風邪でもなく、花粉症でもないのに軽い頭痛と今までに感じたことのないくしゃみに襲われました。考えられることとして、最近気密性の高いマンションに引越したので、シックハウス症候群を疑い、試しに対処してみることにしました。

24時間換気システムとは

窓を開けずに換気装置などによって部屋の空気を入れ替えるシステムで、2003年の建築基準法改正により、すべての住宅への設置が義務付けられました。大きくわけて下記のように3つの換気方式に分けられるようです。

第1種換気方式

給気、排気ともに送風機を使用する。室内の圧力を一定に保つには給気量と排気量を等しくする必要がある。他の換気方式と比較して、採用する換気システムの機器が高額なためコストがかかる。

第2種換気方式

給気を送風機で行い、排気を通気口で行う。メリットとして部屋内を正圧状態にすることが出来るので、手術室やクリーンルームなどで利用される。デメリットとして室内の温湿度環境が室外の影響を100%受けてしまう。

第3種換気方式

給気を通気口で行い、排気のみ送風機を使用する。換気機器の価格が比較的安価なので、一般的な住宅ではこの第3種換気方式が多く利用される。

部屋の換気システムを調べてみると、予想通り設置されているシステムはこの第3種換気方式でした。

リビングの給気口にフィルタを設置

笑える話ですが、24時間換気システムで排気は行っていたのですが、リビングの壁面についている給気口を開けることを忘れており、新鮮な空気を取り入れることができずに排気だけを頑張っている状況になっていました。

リビングの給気口
リビングの給気口を開ける

給気口にフィルタがついていなかったので購入を決断し調べてみると、正規品のフィルタは数枚で5000円以上と高額だということを知り、通常のECショップで5枚入りで数百円だったのでそちらで購入しました。※フィルタがないと花粉や埃などがダイレクトに入ってくるので、装着したほうがよいらしいです。

バクマ工業 REPF-150/REP-150対応品 換気口フィルター 給気口フィルター 24時間換気フィルター
購入した給気口のフィルタ(おまけで除菌シートが付属)

メジャーで直径を図っていたこともあり、サイズはピッタリでした。

フィルタのサイズはピッタリ
フィルタのサイズはピッタリ

カバーはプッシュすると三段階で開き具合が変わるタイプで、フィルタをつけたこともあり、最大の開き具合で調整しました。

カバーを取り付け、給気口の開きを調整
カバーを取り付け、給気口の開きを調整

24時間換気システムのフィルタを掃除

換気システムを調べているときに気づいたのですが、フィルタの掃除ランプが点灯していることに気づきました。

フィルタのお手入れランプが点灯
フィルタのお手入れランプが点灯

早速フィルタを掃除するため、排気口を確認してフィルタを取り外すことにしました。

トイレの排気口
トイレの天井にある排気口

トイレの排気口のカバーを開けると中がダクトになっており、外に排気するようになっていました。

外に排気
外に排気

浴室にある排気口のフィルタはスライド式で引っ張るようになっており、簡単に取り外すことができました。

スライド式で外せる
スライド式で外せる

取り外したフィルタは掃除機やウェットティッシュなどで汚れをふき取り元に戻し、最後にお手入れランプの点灯をリセットし、消灯して終了となりました。

最後にお手入れランプの点灯をリセットして終了
最後にお手入れランプの点灯をリセットして終了

一連の流れをまとめると、部屋の換気はリビングの給気口から空気を取り入れ、トイレと浴室の排気口から空気を室外に出していることになります。

まとめ

  • 24時間換気システムは大きくわけて3種類の方式がある。
  • 排気だけでなく、給気をきちんとしないと意味がない。
  • 給気口のフィルタはつけた方がよい。
  • 給気口のフィルタの正規品は高い。
  • ECサイトなどで給気口のフィルタが安価で販売されている。

実際に診察などでシックハウス症候群と診断されたわけではないですが、給気口を開けるようにすると、ピタッと頭痛とくしゃみが止まったので一応効果があったのだと思います。今回換気システムを調べることで換気方式の種類、フィルタの正規品は高い、部屋の換気の流れなどいろいろと勉強になりました。

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