Laravel – The PHP Framework For Web Artisans
PHPのフレームワークだとLaravelが人気とのことで、WindowsにLaravelの開発環境を構築してみました。
Laravelを導入する
Laravelの開発環境を構築するためにいろいろインストールする必要があるので、順を追っていきます。
Gitをインストールする
あるコマンドでGitが必要になるので、下記からGitをインストールしておきます。
![Gitダウンロードしてインストールする<](https://www.pc-weblog.com/wp-content/uploads/2017/08/git-bash.png)
Vagrantをインストールする
Vagrantを下記からダウンロードしてインストールします。今回はWindowsにインストールするので、Windows版で使用しているOSから32bitまたは64bit版のどちらかをインストールします。
![Vagrantをダウンロードしてインストールする](https://www.pc-weblog.com/wp-content/uploads/2017/08/vagrant-dl.png)
VirtualBoxをインストールする
VirtualBoxを下記からダウンロードしてインストールします。今回はWindowsにインストールするので、「Windows hosts」を選択します。
![「Windows hosts」を選択してインストールする](https://www.pc-weblog.com/wp-content/uploads/2017/08/virtualbox-dl.png)
Homestead vagrant boxをインストールする
コマンドプロンプトから下記のコマンドを入力して、Homestead vagrant boxをインストールします。
vagrant box add laravel/homestead
「vagrant box」が2となっているので、2を入力してEnterキーを押します。
![「vagrant box」の番号を選択](https://www.pc-weblog.com/wp-content/uploads/2017/08/Homestead-vagrant-box-install.png)
インストールの完了に数十分かかるので待ちます。
Homsteadをダウンロードする
今回は「C:/Users/ユーザー名/」下に「env」というディレクトリを作り、下記のコマンドでインストールするディレクトリに移動します。ここからはGit Bashの画面でコマンドを入力します。
cd C:/Users/ユーザー名/env/
インストールするディレクトリに移動した後、下記のコマンドでHomesteadをダウンロードします。
git clone https://github.com/laravel/homestead.git Homestead
![コマンドを入力してHomesteadをダウンロード](https://www.pc-weblog.com/wp-content/uploads/2017/08/homstead.png)
Laravel Homesteadの設定ファイルを生成する
下記のコマンドで先ほど作成した「Homestead」ディレクトリに移動します。
cd C:/Users/ユーザー名/env/Homestead/
Homesteadディレクトリに移動した後、下記のコマンドを入力します。
bash init.sh
「Homestead initialized!」と表示さると、Homestead.yamlが生成されます。
![「Homestead initialized!」で成功](https://www.pc-weblog.com/wp-content/uploads/2017/08/Homestead-initialized.png)
SSHキーを生成する
VagrnatでSSH接続するために下記のコマンドで設置ディレクトリに移動してSSHキーを生成します。
cd C:/Users/ユーザー名/
下記のコマンドでSSHキーを生成します。
ssh-keygen -t rsa
「Enter file in which to save the key」と表示されるのでそのままEnterキーを押します。次に「Enter passphrase」とパスフレーズの登録を求められるので、パスワードを入力します。2回入力することになるので、同じパスワードを入力します。
![「ssh-keygen -t rsa」でパスフレーズを入力](https://www.pc-weblog.com/wp-content/uploads/2017/08/ssh-enter.png)
パスフレーズを登録すると、SSHキーが指定したディレクトリの「C:/Users/ユーザー名/.ssh/」に生成されます。
Homesteadの設定をする
「C:/Users/ユーザー名/env/Homestead/」にある「Homestead.yaml」をエディタで開き編集します。内容は初期では下記のようになっているはずです。
--- ip: "192.168.10.10" memory: 2048 cpus: 1 provider: virtualbox authorize: ~/.ssh/id_rsa.pub keys: - ~/.ssh/id_rsa folders: - map: ~/Code to: /home/vagrant/Code sites: - map: homestead.app to: /home/vagrant/Code/Laravel/public databases: - homestead # blackfire: # - id: foo # token: bar # client-id: foo # client-token: bar # ports: # - send: 50000 # to: 5000 # - send: 7777 # to: 777 # protocol: udp
上記の「folders:」にある「- map: ~/Code」を「- map: ~/env」と変更します。
Vagrantを起動する
Homesteadのディレクトリに移動して、Vagrantを起動します。ディレクトリの移動は下記のコマンドになります。
cd C:/Users/ユーザー名/env/Homestead/
Homesteadのディレクトリに移動した後、下記のコマンドでVagrant起動します。
vagrant up
vagrant upを実行後、VirtualBoxを起動すると「homestead-7」が実行中と表示され起動を確認できます。
![「homestead-7」が実行中](https://www.pc-weblog.com/wp-content/uploads/2017/08/homestead-7-run.png)
次は下記のコマンドでvagrantにSSHでログインします。
vagrant ssh
![ログインに成功](https://www.pc-weblog.com/wp-content/uploads/2017/08/ssh-login.png)
ログインに成功するとvagrantから始まるディレクトリに変わります。
ComposerでLaravelダウンロードする
SSHでログインした後、下記のコマンドでCodeディレクトリに移動します。
cd Code/
下記のコマンドでcomposerから任意のディレクトリにLaravelをダウンロードします。
composer create-project laravel/laravel --prefer-dist 任意のディレクトリ
今回ディレクトリ名はLaravelとし、下記のように入力します。
composer create-project laravel/laravel --prefer-dist Laravel
![Laravelをダウンロードする](https://www.pc-weblog.com/wp-content/uploads/2017/08/laravel-dl.png)
ダウンロードに時間がかるので待ちます。
Laravelを表示する
Lravelのダウンロードが終わった後、Homestead.yamlに記述されているIPアドレス、「192.168.10.10」をブラウザのアドレスバーに入力するとLaravelが表示されます。
![Laravelが表示される](https://www.pc-weblog.com/wp-content/uploads/2017/08/Laravel-display.png)
上記のIPアドレスだとわかりずらいので、hostsファイルに「homestead.env 192.168.10.10」として「homestead.env」でLaravelを表示するようにします。まず、メモ帳を右クリックから管理者権限で開きます。
![メモ帳を管理者権限で開く](https://www.pc-weblog.com/wp-content/uploads/2017/08/2017-08-13_09h46_19.png)
「C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts」にあるhostsファイルをメモ帳で開き、「192.168.10.10 homestead.env」と記述して保存します。
![「homestead.env 192.168.10.10」と記述して保存](https://www.pc-weblog.com/wp-content/uploads/2017/08/memo-hosts.png)
hostsの設定が終わった後、ブラウザのアドレスバーに「homestead.env」と入力すると、IPで入力した場合と同様にLaravelが表示されます。
![通常のアドレスでLaravelが表示される](https://www.pc-weblog.com/wp-content/uploads/2017/08/Laravel-address.png)
以上でLaravelの開発環境を構築することができました。
まとめ
- Git Bashをインストールする。
- Vagrantをインストールする。
- VirtualBoxをインストールする。
- Homestead vagrant boxをインストールする。
- Homsteadをダウンロードする。
- Laravel Homesteadの設定ファイルを生成する。
- SSHキーを生成する。
- Homesteadの設定をする。
- Vagrantを起動する。
- Vagrant1.9.3を利用している場合は「homestead.rb」を修正する必要がある。
- ComposerでLaravelダウンロードする。
- Laravelを表示する。
- hostsの設定を行い通常のアドレスでLaravelを表示する。
Laravelを構築するにあたりわりとスムーズに行きました。LaravelはPHPのフレームワークとして人気とのことで、導入してみました。Dockerに入れる方法もあるなど、他にも方法があるようです。この記事がWindowsにLaravelを導入するきっかけになれば幸いです。
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