去年申請した個人番号カードの交付通知書が先週届いたので、個人番号カードを受け取りに行ってきました。
というわけで、今回は個人番号カードについてご紹介いたします。
個人番号カードとは
個人番号カードはプラスチック製のICチップ付きカードで、券面に氏名、住所、生年月日、性別、マイナンバー(個人番号)と本人の顔写真等が表示されます。
本人確認のための身分証明書として利用できるほか、自治体サービス、e-Tax等の電子証明書を利用した電子申請等、様々なサービスに利用することができます。
よく一緒にされてしまいますが、「個人番号カード」はマイナンバーを通知する「通知カード」とマイナンバー(個人番号)を証明するという点では同じですが、「通知カード」とは別物です。
申請方法
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- 郵送による申請:
- 個人番号カードの交付申請書に本人の顔写真を貼り、返信用封筒に入れて郵便ポストに投函する。
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- スマートフォンによる申請:
- スマートフォンで顔写真を撮影し、所定のフォームからオンラインで申請する。
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- パソコンによる申請:
- デジタルカメラで顔写真を撮影し、所定のフォームからオンラインで申請する。
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- まちなかの写真機からの申請:
- 申請書を持参して、申請可能な証明用写真機で顔写真を撮影して申請する。
私は3.の申請方法で、スピード写真をipod touchで撮り、パソコンから申請しました。
受け取りに必要なもの
- マイナンバー「通知カード」。
- 申請した個人番号カードの「交付通知書」。
- 運転免許証などの身分を証明するもの。
- 印鑑(これはなくても私は大丈夫でした)。
手続き
下記の暗証番号を決めて、役所にあるパソコンのパネルディスプレイにタッチして登録しました。
- 署名用電子証明書暗証番号(英数字6文字以上16文字以下で設定)。
- 利用者証明用電子証明書暗証番号(数字4桁)。
- 住民基本台帳用暗証番号(数字4桁)。
- 券面事項入力補助用暗証番号(数字4桁)。
2.~4.の暗証番号はまったく同じでも、バラバラでもどちらでも構わないとのことでした。
上記設定が終われば、「通知カード」は返納することになります。
住民基本台帳カードを持っていれば、それも返納することになるようなので、住民基本台帳カードも持っていきましょう。
手続きは20分~30分で終わりました。あまり混んでいなかったので、スムーズに手続きをすませることができました。
有効期限・更新手数料など
個人番号カードには有効期限があり、「カ-ド本体の有効期限」と「電子証明書の有効期限」の二つがあります。
- カ-ド本体の有効期限:
- 20歳以上は発行日後10回目の誕生日まで。20歳未満は発行日後5回目の誕生日まで。
- 有効期間の満了の3ヶ月前より更新が可能。
- 更新手数料
- 役所によって異なる可能性があるので問い合わせる。
- 電子証明書の有効期限:
- 発行日後5回目の誕生日まで。
- 有効期間の満了の3ヶ月前より更新が可能。
- 更新手数料
- 役所によって異なる可能性があるので問い合わせる。
個人番号カードでできること
せっかくなので、個人番号カードでできることも今回一緒にご紹介いたします。
カード本体
- マイナンバー(個人番号)を証明する書類として利用。
- 各種の行政手続きのオンライン申請に利用。
- 本人確認の際の公的な身分証明書として利用。
- 金融機関における口座開設・パスポートの新規発給などの場面で活用。
- オンラインバンキングをはじめ、各種民間のオンライン取引に利用。
- 市区町村や国等が提供している複数のカードを個人番号カードで一体化できる。
- コンビニなどで住民票、印鑑登録証明書などの公的な証明書を取得することができる。
電子証明書
署名用の電子証明書
- インターネット等で電子文書を作成・送信する際に利用。
- 電子申請(e-Tax等)、民間オンライン取引(オンラインバンキング等)の登録。
- 該当するカード所有者が作成・送信した電子文書の証明。
利用者証明用の電子証明書
- インターネットサイトやキオスク端末等にログイン等をする際に利用。
- 行政のサイト(マイナポータル等)へのログイン。
- 民間のサイト(オンラインバンキング等)へのログイン。
- コンビニ交付サービス利用など、ログイン者が当人であることを証明。
まとめ
- 個人番号カードは身分証明書や、電子証明書を利用した電子申請等のサービスに利用できる。
- 「個人番号カード」はマイナンバーを通知する「通知カード」とは別物。
- 申請方法は現在4種類。
- 受け取りに必要なものがある。
- 手続きは各種暗証番号を決めることぐらい。
- 有効期限があり、更新手数料は役所により異なる。
個人番号カードがあれば、今まで役所で取得していた、住民票や印鑑証明書がコンビニで取得することができるようになります。
わざわざ役所に行かずに、公的書類を取得できるのはとても便利です。電子証明書の利用もでき、ますます便利になります。
ただ、公的個人認証サービスの電子証明書を利用した電子申請・申告などを行うときは、PCと接続するICカードリーダライタが必要になります。
最寄りの電気店や家電量販店、またはインタネーネットのECサイトで購入することができますので、電子証明書を利用したサービスを受けたい場合は、個人番号カードのIC読み取りに対応したICカードリーダライタを購入しましょう。
個人番号カードのIC読み取りに対応したICカードリーダライタは、「ICカードリーダライタのご用意 : 公的個人認証サービス ポータルサイト」から確認することができます。
平成29年の1月から開始される「マイナポータル」というサイトで、個人番号カードの電子上でのやり取りなどを確認することができるようになるようです。
個人番号カードの申請は現在任意ですが、電子上でのやり取りや、利便性を求めるのであれば、申請を検討してみてはいかがでしょうか。
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