エックスサーバーにあるWordPressサイトをmixhostにサーバー移転する手順と方法

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高速と噂のmixhostというクラウド型のレンタルサーバーに当サイトを移転しました。

今回はエックスサーバーから、mixhostに移転する手順と方法をご紹介いたします。

移転準備

移転準備として、現在利用しているサーバーからデータをダウンロードします。

サイトデータをダウンロードする

FTPソフトでエックスサーバーに入り、移転するサイトのフォルダからサイトのデータをすべてローカルへダウンロードします。

mixhost サイトのデータをすべてローカルへダウンロードする
サイトのデータをすべてローカルへダウンロードする

エックスサーバーの場合は「/home/サーバーID/ドメイン名/public_html」というディレクトリ構成になっているはずです。

データベースファイルをダウンロードする

同時並行してWordPressのデータベースファイルもダウンロードしておきます。エックスサーバーのサーバーパネルから「phpmyadmin」に入ります。

エックスサーバー phpmyadmin
「phpmyadmin」に入る

「phpmyadmin」から該当するサイトのデータベースを選択します。

エックスサーバー 該当するサイトのデータベースを選択
該当するサイトのデータベースを選択

「エクスポート」タブから圧縮する形式を選択して、下部にある「実行」をクリックします。

エックスサーバー「エクスポート」タブから下部にある「実行」をクリック
「エクスポート」タブから下部にある「実行」をクリック

WordPressのBackWPupプラグインを利用している場合は、BackWPupのダッシュボードからデータベースファイルをダウンロードする方が面倒がなくて良いと思います。

BackWPupからデータベースファイルをダウンロード
BackWPupからデータベースファイルをダウンロード

mixhostへサーバー契約を申し込む

移転準備の完了後、いずれかのプランを選択してサーバー契約を申し込みます。

mixhost プランを選択する
mixhostのプランを選択する

プランを選択した後、空のフィールドにドメイン名を入力し、「続ける」をクリックします。初めは30日間の無料お試しとして契約することになります。

mixhost ドメイン名を入力し、「続ける」をクリック
ドメイン名を入力し、「続ける」をクリック

「続ける」をクリックし進めていくと、mixhostの管理画面に入ることが出来るようになるので、「有効なサービス」から無料お試しになっている契約プランを選択します。

mixhost「有効なサービス」から無料お試しになっている契約プランを選択する
「有効なサービス」から無料お試しになっている契約プランを選択する

次に「パッケージ/ドメイン」から「本契約に移行」をクリックします。

「パッケージ/ドメイン」から「本契約に移行」をクリック
「パッケージ/ドメイン」から「本契約に移行」をクリック

下記の順番でプランの確認や操作などを行っていきます。

mixhost プランの確認と操作
プランの確認と操作
  1. 契約するプラン
  2. プランの詳細
  3. プランの価格
  4. クーポンの入力
  5. 「クーポンを使用」をクリック
  6. 支払い方法を選択
  7. 「お支払い」をクリック

余談ですが、現在「アフィリエイトB」に登録し、マイページ下にある「mixhost」のバナーの先から、スタンダード以上のプランをクーポンを入力して12ヶ月間で契約すると、6ヶ月間無料(50%OFF)になる限定特典が行われています。クーポンは「アフィリエイトB」のマイページ下にある「mixhost」のバナーの先に表示されています。

アフィリエイトBの限定特典
アフィリエイトBの限定特典

支払いをクレジットカードで行うと、左側にクレジットカードの情報を入力するフォームが表示されます。右側にはプラン内容と価格が表示されます。入力と確認を行ったあと、「お支払い」をクリックします。

mixhost 入力と確認を行い、「お支払い」をクリック
入力と確認を行い、「お支払い」をクリック

契約の完了画面が表示されます。

mixhost 契約の完了画面が表示
契約の完了画面が表示

プランの合計額がクーポンを利用しているにも関わらず、50%OFFになっていないのは、「本契約に移行」の画面で「クーポンを使用」をクリックするのを忘れたためです。クーポン番号とアフィリエイトBの件をお問い合わせで伝えたところ、mixhostからクレジットカード会社より数週間から2ヶ月程度で返金があるとの返答をいただきました。

mixhostへの移転作業

本契約を行った後、mixhostへの移転作業を行います。

ドメインの設定をする

まずはドメインの設定を行います。設定を行うに当たり、mixhostの管理画面から「cPanelにログイン」を選択し、cPanelに入ります。

管理画面から「cPanelにログイン」をクリック
管理画面から「cPanelにログイン」をクリック

「ドメイン」項目にある「アドオンドメイン」を選択します。

mixhost 「ドメイン」項目にある「アドオンドメイン」を選択
「ドメイン」項目にある「アドオンドメイン」を選択

「アドオンドメイン」で下記のように入力します。

mixhost 「アドオンドメイン」
「アドオンドメイン」での入力
  1. 新しいドメイン名:移転する独自ドメインを入力
  2. サブドメイン:利用したいサブドメイン名を入力(「新しいドメイン名」が自動入力される)
  3. ドキュメントルート:サイトデータを設置するフォルダ名の入力(「新しいドメイン名」が自動入力される)
  4. 「ドメインの追加」をクリック

ドメインの設定に成功すると下記のような表示がされます。

mixhost アドオン ドメイン設定の成功
アドオン ドメイン設定の成功

MySQLのデータベースを作成する

cPanelの「データベース」項目にある、「MySQLデータベース ウィザード」からデータベースの作成をしていきます。

mixhost 「MySQLデータベース ウィザード」を選択
「MySQLデータベース ウィザード」を選択

「新しいデータベース」にデータベース名を入力し、「次の手順」をクリックします。

mixhost データベース名を入力し、「次の手順」をクリック
データベース名を入力し、「次の手順」をクリック

データベース名を入力した後、データベースの「ユーザー名」、「パスワード」を入力し、「ユーザーの作成」をクリックします。

mixhost データベースの「ユーザー名」、「パスワード」を入力し、「ユーザーの作成」をクリック
データベースの「ユーザー名」、「パスワード」を入力し、「ユーザーの作成」をクリック

権限設定の画面が表示されるので、「すべての権限」をチェックします。全権限にチェックが入っていることを確認し、「次の手順」をクリックします。

mixhost 「すべての権限」にチェック入れ、「次の手順」をクリック
「すべての権限」にチェック入れ、「次の手順」をクリック

データベースの作成に成功した場合、下記のようなタスクの完了ページが表示されます。

mixhost 表示タスクの完了ページが表示
タスクの完了ページが表示される

「wp-config.php」ファイルの設定を行う

移転準備の時にサイトからダウンロードしたWordPressの「wp-config.php」ファイルを開き、「MySQL 設定」以下の項目を設定します。

// ** MySQL 設定 - この情報はホスティング先から入手してください。 ** //
/** WordPress のためのデータベース名 */
define('DB_NAME', 'ユーザーID_データベース名');

/** MySQL データベースのユーザー名 */
define('DB_USER', 'ユーザーID_データベースユーザー名');

/** MySQL データベースのパスワード */
define('DB_PASSWORD', 'パスワード');

/** MySQL のホスト名 */
define('DB_HOST', 'localhost');

「DB_NAME」、「DB_USER」の「ユーザーID」はmixhostから自動で割り当てられる「ユーザーID」となります。

「データベース名」、「データベースユーザー名」、「パスワード」は「MySQLデータベース ウィザード」で入力した値になります。

「DB_HOST」はmixhostの場合、「localhost」となります。

データベースファイルをインポートする

移転準備の時にサイトからダウンロードしたWordPressのデーベースファイルをmixhostの「phpMyAdmin」にインポートします。cPanleの「データベース」から「phpMyAdmin」を選択します。

cPanleの「データベース」から「phpMyAdmin」を選択
cPnaleの「データベース」から「phpMyAdmin」を選択

データベースファイルをインポートさせるデータベース名を選択します。

データベースファイルをインポートさせるデータベース名を選択
データベースファイルをインポートさせるデータベース名を選択

ページ上部にある「インポート」を選択します。

「インポート」を選択
「インポート」を選択

下記の操作で移転準備の時のダウンロードしたsqlファイルをインポートします。

sqlファイルをインポート
sqlファイルをインポート
  1. アップロードファイル:インポートするsqlを選択
  2. ファイルの文字セット:utf-8を選択
  3. フォーマット:SQLを選択
  4. 実行をクリック

インポートが成功すると、成功した旨のメッセージが表示され、インポートに選択したデータべースにテーブル名が表示されます。

mixhost インポートに選択したデータべースにテーブル名が表示
インポートに選択したデータべースにテーブル名が表示

サイトデータをアップロードする

FTPなどでmixhostのサーバーに入り、移転準備の時にサイトからダウンロードしたサイトデータをアップロードします。

サイトデータをアップロードする
サイトデータをアップロードする

アップロードするディレクトリはmixhostの場合、「/home/サーバーID/public_html/ドメイン名」という構成になっているはずです。

アップロード時に、以前使用していたサーバーの「.htaccess」でエラーが出る場合は、下記のように内容を書き換ます。

# BEGIN WordPress
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ - [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
</IfModule>

# END WordPress

「hosts」ファイルを編集して動作を確認する

mixhostはサブドメインを利用した動作を確認するURLが用意されていますが、ドメイン名が本番と違うので、思う通りの動作確認ができないことがあります。そこで「hosts」ファイルを編集して、より本番に近い環境で動作確認を行います。

左下にある検索バーから「メモ帳」と入力し、右クリックから「メモ帳」を「管理者として実行」します。

「メモ帳」を「管理者として実行」
「メモ帳」を「管理者として実行」

メモ帳の「ファイル」から「開く」を選択します。

「ファイル」から「開く」を選択
「ファイル」から「開く」を選択

ファイル名に「C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts」と入力し、「hosts」ファイルを選択して開くをクリックします

「hosts」ファイルを選択して開くをクリック
「hosts」ファイルを選択して開くをクリック

「hosts」ファイルを開いた後、mixhostの管理画面からcPanelにログインします。

mixhost mixhostの管理画面からcPanelにログイン
mixhostの管理画面からcPanelにログイン

右上にある「一般情報」から「サーバー情報」を選択します。

mixhost 「一般情報」から「サーバー情報」を選択
「一般情報」から「サーバー情報」を選択

サーバー情報から「共有IPアドレス」のIPを控えておきます。

「共有IPアドレス」のIPを控える
「共有IPアドレス」のIPを控える

先ほど開いたメモ帳に「共有IPアドレス」とドメインを入力します。

hotst 「共有IPアドレス」とドメインを入力
「共有IPアドレス」とドメインを入力

「共有IPアドレス」とドメインを入力した後、メモ帳を上書き保存します。

hotst メモ帳を上書き保存
メモ帳を上書き保存

あとはブラウザのアドレスバーに共有IP、またはドメイン名を入力して動作確認をします。動作確認が終わった後は、必ずメモ帳に追加した「共有IPアドレス」とドメイン名削除します。

ネームサーバーを変更する

動作確認を行い、問題がなければネームサーバーを変更します。

私はエックスサーバーでドメインを管理しているので、ネームサーバーを変更するために管理画面のインフォパネルから「ドメイン」を選択しました。

エックスサーバー インフォパネルから「ドメイン」を選択
インフォパネルから「ドメイン」を選択

タブの「ネームサーバーの変更」を選択して、フォームを表示して下記のように変更します。

エックスサーバー 「ネームサーバーの変更」

「ネームサーバーの変更」
  1. 「ネームサーバーの変更」を選択
  2. ネームサーバー1:ns1.mixhost.jp
  3. ネームサーバー2:ns2.mixhost.jp
  4. ネームサーバー3:ns3.mixhost.jp
  5. 「ネームサーバーの変更(確認)」をクリック

上記を行いネームサーバーの変更を行います。ネームサーバーの変更は数時間から72時間程度で、自動的にmixhostを参照するようになるので待ちます。

注意点

注意点として、httpsといったように既に移転前からSSL化しているサイトは、mixhostに移転する前にhttpに戻す作業が必要になります。というのは、mixhostは独自ドメインで設定を行うと、自動的に無料でSSLの証明書をインストールします。httpのサイトが移転する場合には証明書のインストール完了後にSSL化の作業を行えばよいのですが、既にSSL化している場合はかなり面倒になります。絶対パスでリンクなどを行ってる場合、img要素やhrefなどのパス、CSS内の画像パスをhttpsからhttpにし、証明書のインストール完了後に再度httpsにする必要があります。

作業に不安な方、面倒だと思う方はhttpsのままmixhostの移転を行うこともひとつの選択ではあります。ただ、その場合は下記のような表示で数時間耐える必要があるので、覚悟を持って行ってください。

mixhost SSL未設定の表示

私は12時間ほど耐えることになりました。

まとめ

  • 移転前にサイトデータをダウンロード、データベースファイルをエクスポートする。
  • mixhostと契約してドメインとデータベースの設定を行う。
  • データベースファイルをインポート、サイトデータをアップロードする。
  • hostsファイルに共有IPを入力して動作を確認する。
  • ネームサーバーをmixhostのものに変更する。

私はざっと、このような感じでエックスサーバーからmixhostへ移転しました。私は移転する際にデータベースファイルをインポートできない、といったトラブルなどはなかったのですが、不安な方はmixhostが行っている「WordPress移転代行サービス」を利用したほうがいいかもしれません。

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