WordPressのビジュアルエディタでテーブル要素を作成する時に便利なプラグイン「TinyMce Advanced」

技術情報

WordPressのエディタで記事を作るときに、テーブルの挿入がひとつの壁になります。

上級者であっても、テーブルのタグをエディタでまともに記述するのはかなり面倒です。

高機能のエディタではビジュアルモードでテーブルの挿入や、編集ができる機能がありますが、WordPressには標準でテーブル要素を作成する機能はありません。

今回はそんなテーブル要素をビジュアルエディタで楽に挿入、または編集ができる「TinyMce Advanced」をご紹介いたします。

「TinyMce Advanced」とは

TinyMce Advanced

TinyMCE Advanced — WordPress Plugins

「TinyMce Advanced」はWordPressのビジュアルエディタの機能を強化するプラグインで、デフォルトのWordPressのビジュアルエディタでは出来ない機能があります。

  • テーブル(表)要素の挿入や編集。
  • YouTubeなどの動画の挿入。
  • 画像の回りに余白を挿入。

上記の機能などがそれに当たります。

インストール

TinyMCE Advanced — WordPress Plugins」からダウンロードしてインストールするか、またはWordPressのプラグインの「新規追加」から直接インストールします。

TinyMce Advanced インストール準備

  1. 「プラグイン」を押下。
  2. 「新規追加」を押下。

WordPressのプラグイン追加画面にある。テキストフィールドに「TinyMce Advanced」と入力します。

TinyMce Advanced テキストフィールドに「TinyMce Advanced」と入力

「TinyMce Advanced」がプラグインの一覧に表示されるので、「今すぐインストール」ボタンを押下します。

TinyMce Advanced 「今すぐインストール」ボタンを押下

使い方

「TinyMce Advanced」をインストールしたあと、まずは設定を行います。

設定

メニューの設定から「TinyMce Advanced」の画面行き、「Advanced Opitons」にある「Stop removing the <p> and <br /> tags when saving and show them in the Text editor」の項目にチェックを入れます。

TinyMce Advanced Stop removingにチェックを入れる

  1. 「Stop removing…」にチェックを入れる。
  2. 「Save Changes」ボタンを押下。

WordPressでは、エディタをビジュアルモードからテキストモード、テキストモードからビジュアルモードに移行した場合、不要なタグが追加されたり、タグが消滅したりするという不具合が起きます。この「Stop removing」にチェックを入れておくことで、その不具合をある程度防ぐことができます。

テーブルの挿入

WordPressのエディタをビジュアルモードにします。

TinyMce Advanced WordPressのエディタをビジュアルモード

テーブルを挿入したい箇所にカーソルを移動します。

TinyMce Advanced テーブルを挿入したい箇所にカーソルを移動

ビジュアルエディタのアイコンからテーブルを挿入します。

TinyMce Advanced ビジュアルエディタのアイコンからテーブルを挿入

  1. テーブルアイコンを押下。
  2. 「テーブルを挿入」を選択。
  3. カーソルでセルを選択して押下。
  4. セル数の表示。

セルを選択した状態で押下すると、テーブルが挿入されます。

TinyMce Advanced セルを選択した状態で押下すると、テーブルが挿入される

セルにテキストを入れる

セルにテキストを入れる場合は、セル内にカーソルを移動して打ち込みます。

TinyMce Advanced セル内にカーソルを移動して打ち込みむ

TinyMce Advanced セル内にテキストが入り

セル内にテキストが入りました。

TinyMce Advancedで挿入したテーブル

データ データ
データ データ

テーブルの編集

「TinyMce Advanced」は挿入したテーブルを細かく編集することができます。

テーブルデータ(td)をテーブルヘッダー(th)にする

テーブルヘッダー(th)にしたいセルを選択します。

TinyMce Advanced テーブルヘッダー(th)にしたいセルを選択

「セル」から「セルのプロパティ」を選択します。

TinyMce Advanced「セル」から「セルのプロパティ」を選択

モーダルウィンドウで「セルのプロパティ」が表示されるので、「セルの種類」から「ヘッダーセル」を選択します。

TinyMce Advanced「セルの種類」から「ヘッダーセル」を選択

  1. 「セルの種類」を選択。
  2. 「ヘッダーセル」を選択。
  3. 「OK」ボタンを押下。

選択したセルがテーブルヘッダー(th)に変更されました。

TinyMce Advanced 選択したセルがテーブルヘッダー(th)に変更される

選択したセルをヘッダーに変更

データ データ
データ データ

セルを結合する

結合したいセルを選択します。

TinyMce Advanced 結合したいセルを選択

「セル」から「セルの結合」を選択します。

TinyMce Advanced「セル」から「セルの結合」を選択

選択したセルが結合される

データデータ
データ データ

セルを分割する

分割したいセルにカーソルを移動します。

TinyMce Advanced TinyMce Advanced

「セル」から「テーブルセルを分割」を選択します。

TinyMce Advanced「セル」から「テーブルセルを分割」を選択

選択したセルが分割されました。

TinyMce Advanced 選択したセルが分割される

選択したセルが分割される

データデータ  
データ データ

行の追加

追加したい行を選択します。

TinyMce Advanced 追加したい行を選択

「行」から「行を上に挿入」を選択します。

「行」から「行を上に挿入」を選択

行が選択した行の上に挿入されました。

TinyMce Advanced 行が選択した行の上に挿入される

行が選択した行の上に挿入される

   
データ データ
データ データ

行を下に挿入したい場合は、「行を下に挿入」を選択します。

TinyMce Advanced 「行を下に挿入」を選択

行が下に挿入されました。

TinyMce Advanced 行が下に挿入される

行が選択した行の下に挿入される

データ データ
   
データ データ

行の削除

削除したい行を選択します。

TinyMce Advanced 削除したい行を選択

「行」から「行を削除」を選択します。

TinyMce Advanced 「行」から「行を削除」を選択します

行が一行削除されました。

TinyMce Advanced 行が一行削除される

選択した行が削除される

データ データ

列の追加

追加したい箇所の列を選択します。

TinyMce Advanced 追加したい列を選択

「列」から「列を左に挿入」を選択します。

TinyMce Advanced 「列」から「列を左に挿入」を選択

選択した列の左に列が挿入されました。

TinyMce Advanced 選択した列の左に列が挿入される

列が選択した列の左に挿入される

  データ データ
  データ データ

列を右に挿入したい場合は、「列を右に挿入」を選択します。

TinyMce Advanced 「列を右に挿入」を選択

列が右に挿入されました。

TinyMce Advanced 列が右に挿入される

列が選択した列の右に挿入される

データ   データ
データ   データ

列の削除

削除したい列を選択します。

TinyMce Advanced 削除したい列を選択

「列」から「列を削除」を選択します。

TinyMce Advanced 「列」から「列を削除」を選択

列が一列削除されました。

列が一列削除される

選択した列が削除される

データ
データ

まとめ

  • 「TinyMce Advanced」はWordPressのビジュアルエディタの機能を強化するプラグイン。
  • デフォルトのWordPressのビジュアルエディタでは出来ない、テーブル(表)要素の挿入や編集機能がある。
  • ビジュアルで確認しながら操作ができる。
  • エディタの移行で不具合がでないように設定の「Stop removing」にチェックを入れる。

テーブル要素のタグを手打ちせずに挿入する方法は、他のエディタにあるビジュアルエディタ、もしくはエクセルでテーブルを作ってから、WordPressのエディタに張り付けるなどがありますが、WordPress内で完結できるならそれに越したことはありません。

「TinyMce Advanced」はテーブルの挿入だけでなく、動画の挿入などもできます。操作も簡単なので、初心者にもおすすめです。

要素の挿入をもっと楽にしたい、といった方は試しに導入してみてはいかがでしょうか。

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